尾てい骨打撲の症状とは?

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ここでは、「尾てい骨打撲の症状」
についてお話します。

 

尾てい骨はお尻の割れ目の一番上にある
小さくて細い骨です。

 

尾てい骨周辺は筋肉が薄いため、
ぶつけたりしても
衝撃を受け止めるものがありません。

 

そのため強い衝撃を受けると
様々な症状があります。

 

今回は尾てい骨を打撲した時の
症状についてご紹介します。

 

尾てい骨を打撲した時の症状とは?

 

・打撲とは?

 

尾てい骨の打撲は、転倒してお尻を
強くぶつけた時に主に発生します。

 

歩いているときや立っている時には
痛みはあまり感じませんが、

 

あおむけに寝た時やいすに
座ったときなどに痛みが強く現れます。

 

打撲とは皮膚や皮下組織に強い
衝撃が加わることによって内出血や
炎症を起こしてしまうことを言います。

 

基本的には自然治癒しますが、
稀に内部で激しい内出血が
起きていることもあります。

 

痛みがいつまでも引かない時は
骨折している可能性もありますので
受診が必要です。

 

・尾てい骨打撲の症状とは

 

尾てい骨を強打した直後に、
目の前に光が飛んだり、
吐き気が出ることがあります。

 

これは、尾てい骨のそばにある神経が、
強打したときの衝撃をそのまま
脳へ伝えてしまうため、

 

実際にはないはずの
強い光のようなものが見えます。

 

突然脳に強い衝撃が伝わるので、
吐き気を催したり、
頭痛が現れることもあります。

 

そして、尾てい骨を打撲すると
座ったときに強い痛みが現れます。

 

打撲した時の衝撃が強い場合には、
尾てい骨が内側に曲がってしまう
場合もあります。

 

そうなると、尾てい骨の曲がりが
原因でさまざまな症状を引き起こします。

 

尾てい骨が曲がると、
排便障害が起きることがあります。

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曲がった尾てい骨のせいで便の
通り道が狭くなり、すっきりと
排便することができなくなります。

 

痛みのせいで腹圧をかけるのが
難しくなることもあります。

 

また、尾てい骨が曲がると
難産の原因になります。

 

曲がった尾てい骨が産道を狭く
してしまうことで赤ちゃんが
うまく出てこられなくなるのです。

 

ちょっとぶつけただけでも、
それを繰り返していると尾てい骨は
簡単に曲がってしまいます。

 

尾てい骨打撲にはどのようにして
対処したらよいの?

 

尾てい骨を強くぶつけてしまったり、
しりもちをついてしまった時には

 

まず炎症を抑えるために打撲した
部分を冷やすようにしましょう。

 

楽な姿勢を保ち、アイスノン
などで患部を冷やしましょう。

 

尾てい骨を打撲して病院に行くと、
ほとんどの場合は自然治癒を
待つことになります。

 

痛みがひどい場合には鎮痛剤が
処方されることもあります。

 

自然治癒ならば病院には
行かなくてもいいかな、
と思うかもしれませんが、

 

病院に行くことで正しい
診断と対処法がわかります。

 

自然治癒といっても今までと
同じ生活をしていいわけではありません。

 

安静にしたり、気を付けなければ
いけない姿勢や避けたほうがいい行動など
さまざまな注意点があります。

 

医師の指示に従い、
きちんと治療をしないと、
骨盤が歪んでしまい

 

尾てい骨の痛みはいっこうに
よくなりません。

 

痛みがひどいときには迷わず
整形外科を受診しましょう。

 

このように、尾てい骨を打撲すると
さまざまな症状が現れます。

 

まずは患部を冷やし、
痛みが引かない場合には受診しましょう。

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