尾てい骨出てるが痛い時とは?

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ここでは、「尾てい骨出てるが痛い時」
についてお話します。

 

尾てい骨とはお尻の割れ目あたりに存在し、
内側に湾曲している骨です。

 

本来内側に湾曲しているものなのに、

 

「尾てい骨が出ていて痛い」

 

という方はいませんか?

 

今回は尾てい骨が出ていて
痛い場合についてご紹介します。

 

どうして尾てい骨が出ているのか?

 

猫や犬にはしっぽがあります。

 

人間の尾てい骨は猫や犬のしっぽのように、
古来はしっぽだった部分の骨です。

 

しっぽは4足で歩く動物にとっては
体のバランス保持のために
重要な役割を担っています。

 

しかし、人間は進化の過程で2足歩行となり、
しっぽでバランスをとる
必要はなくなりました。

 

こうして、人間のしっぽにあたる
尾てい骨は進化とともに退化して
今のようなかたちになりました。

 

尾てい骨、といっても実は3〜4個の
尾椎と呼ばれる骨がくっついて
ひとつの骨として骨盤を形成しています。

 

尾てい骨が出ている人は、
尾椎の数が多い人や長い人です。

 

また、お尻の肉があまりない人も、
クッションとなる肉がないため
尾てい骨が出やすくなります。

 

先天的な理由以外にも
尾てい骨が出てくる理由があります。

 

実は、姿勢が悪い人は
尾てい骨が出てきてしまいます。

 

姿勢が悪いと、尾てい骨周囲の
靭帯が尾てい骨を後ろに引っ張ってしまい、
少しずつ尾てい骨が出てきてしまいます。

 

このように、尾てい骨が出てしまう
理由は1つではないのです。

 

尾てい骨が出ていると
どのような症状が発生するの?

 

尾てい骨が出ている人の主な
自覚症状は尾てい骨の痛みです。

 

尾てい骨とは、
あおむけに寝た時や座ったときに
床やいすの座面に触れる部分です。

 

お尻の肉が多い人では、
肉がクッションのようになり、
尾てい骨に痛みを感じる場合は少ないです。

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しかし、やせている人や
尾てい骨が長い・多い人、

 

姿勢の悪い人は
尾てい骨が当たって痛みを感じます。

 

尾てい骨が出ていて痛い場合の治療法とは?

 

尾てい骨が出ていて痛い場合の
治療は主に2つです。

 

・手術をする

 

生まれつき尾てい骨が長かったり、
多い人は手術で治療することがあります。

 

しかし、手術をする人はとても珍しく、
ほとんど見られない事例でもあります。

 

手術をする場合は尾てい骨を
削って短くする術式があります。

 

・姿勢の矯正

 

尾てい骨が出ている人で
最も多い原因となるのが姿勢の悪さです。

 

そのため、姿勢をよくすることで
尾てい骨の出っ張りが
もとに戻ることがあります。

 

猫背の人や後傾姿勢の人は
尾てい骨が出っ張りやすいといわれています。

 

そのため、姿勢の矯正をする場合には
猫背の矯正や後傾姿勢の矯正を
中心に実施していきます。

 

常に背中を伸ばして過ごすように意識し、
上から引っ張られているような感覚で
過ごすようにします。

 

長年癖になった姿勢を治すには、
自分一人ではとても難しいです。

 

整体や鍼の治療院では
姿勢の矯正も行っています。

 

姿勢が悪いと尾てい骨の
出っ張りだけではなく

 

さまざまな病気にかかる
リスクも高くなります。

 

健康のためにきれいな姿勢を目指しましょう。

 

このように、尾てい骨が出て痛い原因には
生まれつきの尾てい骨の長さの他に
姿勢の悪さが考えられます。

 

普段から姿勢が悪い人は、
今後尾てい骨が出てきてしまう
可能性があります。

 

背中をまっすぐにして
歩くように心がけましょう。

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