尾てい骨の痛みが原因不明の時とは?

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ここでは、「尾てい骨の痛みが原因不明の時」
についてお話します。

 

尾てい骨に痛みが現れる原因は様々です。

 

強くぶつけて打撲したり、
尻もちをついて骨折したりと

 

原因のわかっている痛みは
比較的治療もスムーズです。

 

ですが、なぜ痛いのか
思い当たる原因がない場合には

 

様々な検査で原因を
特定する必要があります。

 

今回は原因不明の尾てい骨の
痛みについてご紹介します。

 

尾てい骨の痛みの原因が
わからない時にはどうしたらよいの?

 

気が付いたら尾てい骨が痛い、
という時にはどうしたら
よいのでしょうか。

 

まず、痛みの現状を
まとめてみましょう。

 

病院に行くと、
必ず問診があります。

 

聞かれたことにすぐに答えられるように
聞かれそうな項目については
よく思い出しておきましょう。

 

・いつから痛いのか

 

・どのような痛みなのか

 

・痛みが増強する動作はあるのか

 

・今までにかかったこと、
 治療したことのある病気

 

・最近転んだりぶつけたりしたか

 

・尾てい骨の痛みの他に体の不調はあるか

 

などが病院の問診で聞かれます。

 

原因不明の尾てい骨の痛みは、
まずは整形外科を受診するとよいでしょう。

 

レントゲンやCTなど
必要な検査をしてくれます。

 

尾てい骨の痛みの原因は、
尾てい骨打撲や尾てい骨骨折である
可能性が非常に高いです。

 

その場合、治療は整形外科になります。

 

もし、そのほかの原因が
考えられる場合には、
受診が必要な診療科を教えてくれます。

 

必要に応じて紹介状を
書いてもらいましょう。

 

尾てい骨の痛みで考えられる原因とは?

 

前述した尾てい骨打撲や
尾てい骨骨折の他にも
尾てい骨が痛くなる病気があります。

 

・癌の転移

 

子宮頸がん、卵巣がん、
前立腺癌など、骨盤に近い臓器に癌が

 

見つかったことがある人は、
癌の転移に要注意です。

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尾てい骨は骨盤を形成する
骨の一つであり、お尻のちょうど

 

下のあたりに存在する
小さくて細い骨です。

 

上記の癌は骨盤内のリンパ節や
骨盤壁に転移することがあり、

 

がんの転移によって尾てい骨が
痛むことがあります。

 

癌の転移が起きている場合には、
原発巣の癌を治療していた

 

病院にかかり、
治療する必要があります。

 

また、過去に癌の治療をした
ことがない人でも、

 

骨盤内の転移がきっかけで
原発巣が見つかる場合もあります。

 

卵巣がんや子宮頸がんは
初期症状が乏しいため、
早期発見が難しいからです。

 

エコー検査や血液検査などの
精密検査で癌を特定します。

 

尾てい骨の痛みについては、
原発巣の癌治療が優先されるため、

 

癌性疼痛に効く鎮痛薬を使った
対処療法がおこなわれます。

 

・骨盤のゆがみ

 

出産後の女性や普段から姿勢の
悪い人に尾てい骨の痛みがある場合には、
骨盤のゆがみが疑われます。

 

骨盤が歪むことで周囲の神経や
組織を圧迫してしまうために
尾てい骨痛が現れます。

 

骨盤のゆがみの治療は、
整形外科や整体院で行います。

 

骨盤ベルトという
矯正ベルトを使用したり、
ストレッチを行って治療します。

 

・座骨神経痛

 

座骨神経とは、尾てい骨
付近にある神経のことです。

 

デスクワークや長時間の
車の運転など、長い時間

 

同じ姿勢でいることが
多い人に起こりやすい症状です。

 

座骨神経痛は、尾てい骨が
座骨神経を圧迫することで生じます。

 

ドーナツ型のクッションの使用や、
長時間の坐位を避けることで

 

症状は軽減しますが、
ひどい場合には受診が必要です。

 

このように、尾てい骨が
痛む原因は様々です。

 

しかし、思い当たる痛みの
きっかけがない場合には
不安になりますよね。

 

放置していてもいいことはありませんので
早めに受診をしてきちんと治療しましょう。

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