尾てい骨の痛みは何科の病院に行くの?

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ここでは、「尾てい骨の痛みは何科の病院に行くのか」
についてお話します。

 

尾てい骨に痛みが現れる原因は様々です。

 

尾てい骨が痛いと、
椅子に座るのも苦痛で、
日常生活にさまざまな支障が現れます。

 

尾てい骨に痛みがある場合には
何科の病院に行けばいいのでしょうか?

 

今回は尾てい骨痛の際にかかる
病院の診療科についてご紹介します。

 

尾てい骨の痛みの原因とは?

 

尾てい骨に痛みが現れる原因は様々です。

 

・尾てい骨打撲

 

転倒したり、尻もちをついたりした場合、
一番考えられるのは尾てい骨の打撲です。

 

尾てい骨は骨盤を作る骨の一つであり、
お尻の一番下の部分に存在します。

 

そのため、転倒時には衝撃が
集中しやすく、
打撲が起こりやすい部位です。

 

尾てい骨に痛みが現れる前に転倒などの
尾てい骨に衝撃を与えるようなことが

 

思い当たるときには、打撲をしている
場合が多いです。

 

・尾てい骨骨折

 

尾てい骨骨折は、尾てい骨打撲と
同じように、転倒時に起こりやすいです。

 

尾てい骨とは、古来はしっぽであった
部分が退化した骨であり、

 

現在の人間にとってはしっぽ
としては機能していませんね。

 

胎児には10個ほどの尾椎という
脊椎が存在しますが、出生する頃には

 

退化して小さくて細い
尾てい骨となっています。

 

前述したように、お尻の一番下にあり、
小さくて細い骨なので骨折が
起こりやすいのです。

 

・骨盤のゆがみ

 

足を組んで座る癖がある人、
姿勢が悪い人は骨盤が徐々に
歪んでいってしまいます。

 

骨盤が歪むと、本来負荷のかからない
尾てい骨に負荷がかかるために
痛みが生じます。

 

また、筋肉の衰えが原因で、
体を支える力が落ちると、
尾てい骨に負担がかかってしまいます。

 

高齢者に多いのが、
この筋肉の衰えによる尾てい骨痛です。

 

さらに、妊娠・出産後に尾てい骨痛が
現れる場合にも
骨盤のゆがみが考えられます。

 

出産時には産道を広げるために
骨盤が広がります。

 

出産後に骨盤は元に戻りますが、
その時に正しい形に戻らないと

 

尾てい骨に負担がかかって
しまうために痛みが現れます。

 

・腰椎椎間板ヘルニア、
腰部脊柱管狭窄症

 

尾てい骨の痛みの他に腰痛がある時には、
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症
といった腰の病気が考えられます。

 

腰椎椎間板ヘルニアとは、
椎骨と椎骨の間のクッションの

 

役割をする軟骨が飛び出てしまうことで
摩擦が強くなり、痛みが生じる病気です。

 

腰部脊柱管狭窄症は腰椎の内部の神経の
通り道である脊柱管という空間が

 

狭くなることで神経が圧迫されて
痛みが生じる病気です。

 

これらの病気により、尾てい骨にまで
痛みが現れることがあります。

 

・尾骨神経痛

 

何かをしたときに痛くなる、
という痛みではなく、

 

何もしていないときにも
尾てい骨に痛みがある場合には
尾骨神経痛が考えられます。

 

尾てい骨の痛みが何日も
軽減することなく続いたり、

 

排便時に痛みが増強する場合には
神経痛の可能性が高いです。

 

骨盤から臀部まで痛みやしびれが
現れることがあります。

 

・腫瘍

 

卵巣がんや子宮頸がん、
前立腺癌、馬尾腫瘍などの

 

腫瘍によって尾てい骨が
痛むことがあります。

 

骨盤内のリンパ節や骨盤壁への
癌転移によって尾てい骨に
痛みが現れます。

 

尾てい骨の痛みは何科の
病院にかかればよいの?

 

病院にかかる前に、自分の症状に
ついてきちんと医師に伝えられるように
症状をまとめてみましょう。

 

・痛みがでる部位
・痛みが増強する動作や時間帯
・いつから痛むのか

 

・痛むきっかけに思い当たることはあるか
・痛みに対して自分で何か対策をしたのか

 

・その効果はどうだったのか
・腰の病気や癌の治療をしたことはあるのか

 

などが病院にかかった時に
問診で聞かれる項目です。

 

尾てい骨の痛みの原因の中で
一番多いのは転倒による打撲や骨折です。

 

軽減しない痛みが続く場合には
まずは整形外科にかかりましょう。

 

整形外科にかかるとレントゲンや
CTなどの画像検査が行われます。

 

その所見によって他の診療科を
紹介される場合もありますが、

 

尾てい骨の痛みの場合はまずは
整形外科にかかることをお勧めします。

 

このように、尾てい骨が痛む
原因は様々ですが、まずは
整形外科で検査をしてもらいましょう。

 

尾てい骨の痛みは長期間放置せず、
きちんと治療をするようにしましょう。