尾てい骨を強打でレントゲンを撮る時とは?

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ここでは、「尾てい骨を強打でレントゲンを撮る時」
についてお話します。

 

スポーツや日常生活での転倒のとき、
お尻を強く打ったことはありませんか?

 

ぶつけたお尻の下の部分には
尾てい骨という小さな骨があります。

 

尾てい骨は細くて小さいため、
非常に折れやすい骨です。

 

骨盤底筋と呼ばれる腹圧をかける
ときに働く大切な筋肉が
くっついている骨でもあります。

 

今回は尾てい骨を強打したときの
検査である
レントゲンについてご紹介します。

 

尾てい骨を強打するとどうなるの?

 

尾てい骨は強打することで
打撲や骨折を起こしやすい骨です。

 

尾てい骨は体を動かすことに
直接関与している骨ではありませんので

 

どこかの部位が動かなくなる、
といった症状はありません。

 

しかし、指で押したときや座ったとき、
ひどい場合には安静にしていても
強い痛みが現れます。

 

尾てい骨の周囲には神経や
太い血管がたくさんあります。

 

折れた骨が神経に当たると
強い痛みが現れ、

 

血管に当たると血管を傷つけて
大量に内出血することもあります。

 

尾てい骨が曲がると排便の妨げになり、
便秘や排便痛などが現れます。

 

強打した場合には炎症を抑えるために
患部を冷やすことが大切ですが、

 

しばらく冷やしても痛みが
引かない場合には受診が必要です。

 

尾てい骨のレントゲンとは?

 

尾てい骨を強打して病院に行くと、
骨折をしていないかどうか検査するために
レントゲンを撮ります。

 

レントゲンとは、撮影したい部分に
X線を照射し、跳ね返ってきた

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X線を画像化することで体の内部の
状態を調べることができる放射線検査です。

 

尾てい骨骨折の場合、レントゲンを撮ると
尾てい骨が折れて
曲がっていることが確認できます。

 

ひびが入っているだけの場合も
骨折と呼びます。

 

尾てい骨骨折の場合だけではなく、
骨折の診断をする時には
レントゲン検査は必須となります。

 

尾てい骨を強打することによって
痛みが続く場合に一番に考えられるのは

 

骨折なので、病院に行くと
まずレントゲン検査をする場合が多いです。

 

尾てい骨はお尻の骨ですから、
撮影方法に不安を感じる方も多いでしょう。

 

尾てい骨のレントゲンは、
検査室の検査台の上に
横になって撮影します。

 

チャックなどが付いていない
衣服の場合には服を脱ぐ必要はありません。

 

金属が多かったり、
衣服がごわごわとして撮影しにくい

 

場合には検査着に着替えて
検査する場合もあります。

 

レントゲンは通常、正面と側面、
全部で2〜3方向から撮影します。

 

正面はあおむけで、
側面は側臥位で撮影します。

 

体位をかえるときには痛みがありますが、
10分もかからずに撮影は終了します。

 

このように、尾てい骨を強打した場合、
レントゲン検査をすることで、

 

尾てい骨が折れ曲がっているのか、
ひびが入っているのか、

 

ただの打撲で骨に異常はないのか、
ということがわかります。

 

尾てい骨の骨折は
安静にしていることで自然治癒しますが、

 

折れた骨が周囲の組織を傷つけていないか、
きちんと検査する必要があります。

 

強い痛みが続く時にはきちんと受診しましょう。

 

・・・というわけで、
あなたも、このカテゴリーの記事を読んで

 

尾てい骨の「強打・打撲・骨折」関係に
ついて、お勉強しましょうね!

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