尾てい骨強打で頭痛がする時とは?

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ここでは、「尾てい骨強打で頭痛がする時」
についてお話します。

 

「尾てい骨を強打したあとに頭痛がする」

 

といった経験はありませんか?

 

ぶつけたのは尾てい骨なのに、
なぜ頭が痛くなるのでしょうか。

 

今回は尾てい骨の強打と
頭痛の関係についてご紹介します。

 

尾てい骨をぶつけた時の頭痛とは、
どのような痛みなのか?

 

頭痛、といっても原因によって
痛みの特徴は異なります。

 

尾てい骨を強打したあとに現れる
頭痛にもいくつかの特徴があります。

 

尾てい骨を強打したあとの頭痛は、

 

「脳脊髄液減少症」

 

とよばれる症状の可能性が
非常に高いです。

 

尾てい骨付近には脊椎があり、
脊椎には神経や髄液が流れています。

 

尾てい骨の強打により、
脊髄が通っている膜に穴が開くと、

 

そこから脊髄液が
漏れ出してしまいます。

 

尾てい骨は尻もちをついたときなどには
全体重が集中し、
地面からの衝撃も大きい部位です。

 

そのため、尾てい骨を強打すると
体内には強い衝撃波が発生します。

 

髄液は脳内の圧を一定に保つ
働きをしており、

 

量が急激に減少したりすると
脳の内圧に変化が生じて
頭痛や吐き気が起こります。

 

尾てい骨をぶつけた時に
脳脊髄圧減少症を発症すると、
立ち上がったときに頭痛がしたり、

 

全身倦怠感や吐き気
耳鳴りなどを伴います。

 

尾てい骨を強打したあとの頭痛の治療法

 

脳脊髄圧減少症の可能性がある場合、
脳神経外科での診療が必要になります。

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髄液の減少は造影剤を
使用したMRI撮影をして評価します。

 

そのほかにも様々な検査を行い、
診断をつけます。

 

発症してから1か月間は状態が
変化しやすい時期とされており、

 

2週間程度は安静臥床と十分な
水分摂取が医師から指示されます。

 

点滴をして水分を補うこともあります。

 

このように、安静にして水分を
しっかりと摂取すれば

 

予後は良好な場合が多いですが、
水分摂取でも改善しない場合には
ブラットパッチという治療を行います。

 

ブラットパッチとは自分自身の
血液を空いてしまった穴に注いで

 

血液の凝固機能を利用して
漏れをとめることです。

 

病院にはいつ行ったらよいのか?

 

「尻もちをついたくらいで
病院になんて行く必要があるの?」

 

と思う方も少なくないでしょう。

 

尾てい骨は小さくて細く、
非常に骨折しやすい骨です。

 

さらには骨盤をつくる骨の一つであり、
周囲には重要な臓器が
たくさんあります。

 

尾てい骨が骨折したり曲がったりして
周囲の臓器に刺さったり
影響を及ぼしては大変です。

 

また、度重なる尾てい骨打撲は
尾てい骨の変形につながり、

 

姿勢の悪さからくる腰痛や
肩こりにもなりやすくなります。

 

尾てい骨を強打してから、
すぐに頭痛や嘔気が現れることがあります。

 

少し安めば回復する場合もありますが、
きちんと検査をして骨折していないのか、

 

正しい形に戻るのか、日常生活の注意点など、
医師にアドバイスして
もらった方がよいでしょう。

 

このように、尾てい骨の強打によって
脳脊髄液が漏れだすという
恐ろしい状態を引き起こすこともあります。

 

病院に行ってみて何ともなければ安心ですし、
尾てい骨を強打した方は早めに受診しましょう。

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