尾てい骨出てるで手術する時とは?

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ここでは、「尾てい骨出てるで手術する時」
についてお話します。

 

尾てい骨が出ていると、
椅子に長時間座ることで痛みを感じたり、

 

あおむけに寝ることが
苦痛になったりします。

 

尾てい骨が出ている原因としては、
姿勢の悪さによる
骨盤のゆがみが一番多いです。

 

しかし、生まれつき尾てい骨が長かったり、
数が多いことが原因で、
尾てい骨が出ているという方もいます。

 

姿勢のゆがみが原因で
尾てい骨が出ている場合には
姿勢の矯正や骨盤矯正などで

 

尾てい骨の出っ張りを
治すことができます。

 

尾てい骨が出ている人にとっては
その出っ張りがコンプレックスである
という場合が多いです。

 

尾てい骨を削る手術がある
という話は本当なのでしょうか。

 

今回は尾てい骨が出ている
場合に行う手術についてご紹介します。

 

尾てい骨の手術とは?

 

尾てい骨が出ている場合に、
尾てい骨を削ったり、
取り除いたりという手術があります。

 

手術自体は日帰りで可能ですし、
30分から1時間ほどで終了する手術です。

 

ですが、尾てい骨を削ったり
取り除いたりする手術は
術後の経過が問題になることが多いです。

 

尾てい骨の手術は尾てい骨痛がひどくて
日常生活がままならないときに
やむを得ず行う場合が多い手術です。

 

ちょっとくらいの痛みで
行うことはほとんどなく、
最後の手段として行われる治療なのです。

 

なぜ尾てい骨の手術は最後の手段
と言われているのでしょうか。

 

・手術部位の問題

 

尾てい骨は骨盤をつくる骨の一つです。

 

お尻の割れ目のあたりに存在し、
手術でけずったり除去する場合には

 

尾てい骨の真上にメスを
入れて手術を行います。

 

尾てい骨付近には座骨神経や
直腸などの重要な組織が集まっています。

 

尾てい骨だけを取り除こうとしても、
その過程で神経や組織を傷つけてしまう

 

可能性が高く、仮に尾てい骨の痛みが
よくなっても周辺組織の損傷による

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新たな症状が出る可能性が
ゼロではありません。

 

・創部の感染のリスクが高い

 

尾てい骨の近くには肛門や尿道があります。

 

また、尾てい骨付近は汗をかきやすいため
湿度が高く、細菌の好む環境になりやすいです。

 

手術をして尾てい骨付近に手術の傷ができると、
このような環境によって傷口が
細菌感染してしまいやすい状況になります。

 

・手術をしても痛みが回復するとは限らない

 

実は、尾てい骨を削ったり、
除去したりしても
尾てい骨痛がなくなるとはかぎりません。

 

尾てい骨を削ったり、除去しても
痛みがなくなる確率は
80〜90%です。

 

つまり、残りの10〜20%は手術をしても
尾てい骨があった部分に
痛みが残存するのです。

 

手術をしても痛みがなくならず、
その傷口にトラブルが起きてしまった

 

という最悪な状態になって
しまうことも少なくないようです。

 

尾てい骨の痛みへの対処とは

 

このように、尾てい骨の手術は
他に手の施しようがなく、

 

尾てい骨痛によって日常生活が制限される
というやむをえない場合にのみ行われます。

 

ほとんどの場合は手術をせずに
様々な工夫をすることで

 

尾てい骨痛を緩和したほうがよい
と診断されます。

 

椅子に座る際に
ドーナツ型クッションを使用したり、

 

骨盤のゆがみを直す体操を行う、
骨盤ベルトを使用するなど
さまざまな対処法を試していきます。

 

自分に合った対処法については
整形外科医と相談するとよいでしょう。

 

このように、尾てい骨が出ている場合に
手術で尾てい骨を削ったり、
除去したりする手術があることは確かです。

 

しかし、尾てい骨の場合、
手術をして必ず痛みがよくなる
という保証はなく、

 

さまざまな術後の合併症の
リスクが高いということから
よほどのことでないと手術は行われません。

 

手術をしなくても痛みが和らぐ方法を
見つけたほうがよいでしょう。

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