尾てい骨ひびの症状とは?

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ここでは、「尾てい骨ひびの症状」
についてお話します。

 

尾てい骨は小さくて細いために、
骨折やひびが起こりやすい骨です。

 

今回は尾てい骨にひびが
入ってしまった場合についてご紹介します。

 

尾てい骨にひびが入る原因とは?

 

尾てい骨は骨盤を作る骨の一つであり、
お尻の割れ目の一番下の部分に存在します。

 

尻もちをついたときやお尻を
ぶつけた時に強打しやすい部位です。

 

尾てい骨にひびが入る
原因として一番多いのは尻もち・転倒です。

 

年を重ねると、筋肉が衰えたり、
足もとが見えにくくなるなど、
若い時よりも転倒しやすく、

 

また骨密度の低下や閉経などによって
骨が弱くなっています。

 

そのため、高齢者は
尾てい骨を骨折しやすいです。

 

また、ウィンタースポーツを
趣味とする人では、スポーツ時に

 

転倒して尾てい骨を強打し、
骨折をしたり、ひびが入ったり
してしまいます。

 

また、机の角にぶつけたりなど、
尾てい骨を強打した場合にも
尾てい骨には案外簡単にひびが入ります。

 

また、一度に強打しなくても、
軽い打撲を何度も繰り返しているうちに

 

いつの間にか尾てい骨にひびが入っていた
という場合もあります。

 

尾てい骨にひびが入った時の症状とは?

 

尾てい骨にひびが入ると、
尾てい骨周辺に痛みが発生します。

 

立っている時には痛みは軽減しますが、
座ったときやあおむけに
寝た時に痛みが増強します。

 

尾てい骨を強打してひびが入った場合には、
ぶつけたときに神経に衝撃がはしり、
しびれなどの症状が現れることがあります。

 

ひびが入ったときの症状は
基本的には尾てい骨骨折と大差はありません。

 

尾てい骨にひびが入ったときの治療とは?

 

尾てい骨痛で整形外科を受診すると、
痛みの原因を確かめるために
レントゲンなどの画像検査を行います。

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画像で尾てい骨のひびが確認されると、
病院でつけられる診断名は
尾てい骨骨折となります。

 

治療内容も骨折の場合と
ほとんど変わりはありません。

 

基本的には自宅で安静にして、
自然治癒を待つことになります。

 

激しい運動や、重いものをもつ
などの重労働は制限されることがあります。

 

デスクワークなどの仕事は
制限されないことが多いですが、
坐位になるときに正しい姿勢を保たないと

 

ひびが治癒するときに変な形で
尾てい骨がくっついてしまい、
骨盤のゆがみの原因になってしまいます。

 

円座の使用や正しい姿勢保持のための
説明が病院でされます。

 

痛みが強い場合には鎮痛剤の処方があります。

 

何度か外来通院し、レントゲンで
尾てい骨のひびが治っていることが
確認されれば治癒となります。

 

このように、尾てい骨にひびが入ると、
痛みやしびれなど尾てい骨骨折の
場合とほとんど同じ症状が現れます。

 

しかし、ひびの場合には骨折の
場合よりも早く治癒しますし、

 

周囲の神経の損傷も骨折の
場合よりも少ないため、
しびれが残存する可能性は低いです。

 

何度も尾てい骨をぶつけている場合、
ひびが入っていることに
気が付かない場合もあります。

 

痛みが強くない場合には
とくに心配はいらないのですが、

 

病院を受診し、日常生活上の注意点や
運動制限の説明をうけたり、

 

画像検査で周囲の組織や骨に
異常がないかどうか調べるのは
大切なことです。

 

自然治癒するからといって放置するのではなく、
痛みが長引く場合にはきちんと受診しましょう。

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