尾てい骨が痛い転んだ時とは?

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ここでは、「尾てい骨が痛い転んだ時」
についてお話します。

 

尻もちをついた時や転んだ時に
お尻を強くぶつけたことはありませんか?

 

お尻から転んだ時にぶつける部分には
尾てい骨という小さな骨があります。

 

尾てい骨はしっぽの名残と
言われている骨で、体動には

 

直接関係しませんが転んだ時や尻もちを
ついたときに強い痛みが現れることがあります。

 

今回は転んだ時の尾てい骨の
痛みについてご紹介します。

 

転んでぶつけると尾てい骨に
強い痛みが現れるのはなぜなの?

 

尾てい骨とは、お尻の割れ目の
一番上の部分に存在します。

 

座るときにちょうど
座面に触れる部分です。

 

お尻には筋肉がついていて、
ぶつけても筋肉がクッションになりますが

 

尾てい骨周辺は筋肉が薄いので
クッションになるものがありません。

 

また、尾てい骨周辺には座骨神経が
通っており、ぶつけた時の衝撃が
そのまま脳に伝わります。

 

ぶつけた瞬間には目の前が
チカチカしたり、
吐き気が出る場合もあります。

 

このような理由から、転倒時に
尾てい骨を強打すると痛みが強く現れます。

 

転んだ時に尾てい骨が痛い時に
考えられることは?

 

転んで尾てい骨をぶつけたときに、
尾てい骨周辺の色が少し変わっている
程度なら様子を見ていれば治ります。

 

しかし、場合によっては
受診が必要になることもあります。

 

転んだあとに尾てい骨が痛い場合に
考えられることについてご紹介します。

 

・尾てい骨打撲

 

尾てい骨を強くぶつけると、
尾てい骨が内側に曲がってしまいます。

 

座ったときに痛みを感じたり、
押すと痛い場合には
尾てい骨打撲が考えられます。

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尾てい骨打撲は自然治癒する
場合がほとんどですが、

 

まれに症状が長引くことや、
排便障害が現れることがあります。

 

長引くようならば整形外科を受診しましょう。

 

・尾骨神経痛

 

尾てい骨を強打し、骨盤が歪むと
周囲の神経を圧迫してしまい、
神経痛が起こります。

 

尾てい骨周辺だけではなく、
陰部やお尻、足腰に痛みやしびれがでます。

 

尾骨神経痛は、
ブロック注射などの治療が必要です。

 

悪性の場合にはリウマチや
癌になってしまうこともあるので、
早めに受診しましょう。

 

・尾てい骨骨折

 

転んだ時にあまりにも強い衝撃が
加わると尾てい骨は折れてしまいます。

 

激しい痛みが持続していたり、
腫れが引かない場合には
骨折している可能性があります。

 

全ての動作に痛みをともない、
角度によっては激痛が走ります。

 

尾てい骨を骨折した場合には、
整形外科の受診が必要ですが

 

足や腕などの骨折とは異なり、
固定することができません。

 

そのため、鎮痛剤の処方と
安静指示がでて、
自然治癒を待つしかありません。

 

しかし、骨折の治癒の過程で骨盤が歪むと、
その後もずっと痛みが
持続してしまう可能性があります。

 

避けたほうが良い行動や、
日常生活上の注意点はしっかりと守って
治療しましょう。

 

このように、転ぶことや尻もちを
つくことは誰もが経験があると思います。

 

その時にあまりにも強く尾てい骨を強打したり
いつまでも痛みが引かない場合には、

 

打撲や骨折、神経痛を
引き起こしている場合があります。

 

放置せずに早めに受診しましょう。

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