臨月で尾てい骨に痛みがある時とは?

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ここでは、「臨月で尾てい骨に痛みがある時」
についてお話します。

 

尾てい骨は骨盤を形成する骨の一つです。

 

妊娠し、出産が近づく臨月には
尾てい骨に痛みが現れることがあります。

 

今回は臨月の尾てい骨の痛み
についてご紹介します。

 

臨月に尾てい骨が痛くなる理由とは?

 

妊娠してから出産するまでの
約10か月間の間で体の中では

 

出産に向けたさまざまな
準備が進められていきます。

 

その準備の一つとして
骨盤のゆるみがあります。

 

妊娠すると女性ホルモンの
リラキシンという物質が増加し、
骨盤周辺の靭帯が緩みます。

 

赤ちゃんが産道を通りやすくするために、
骨盤はゆっくりと
時間をかけて開いていきます。

 

こうして骨盤が開いていくことによって
出産はスムーズになりますが、

 

靭帯のゆるみは骨盤の
不安定さにつながります。

 

人によっては寝返りを
打てないほどの痛みがあります。

 

骨盤が安定しないことにより、
尾てい骨や股関節、恥骨などに

 

負担がかかりやすくなるために、
痛みが発生します。

 

臨月の尾てい骨痛への対処法とは

 

「尾てい骨が痛くて座るのが大変」

 

という人におすすめの方法をご紹介します。

 

・円座クッションの使用

 

円座クッションというのは、
ドーナツ型クッションとも呼ばれ、
丸いクッションの真ん中に穴が開いていて、

 

尾てい骨部分が直接床や
いすに当たらないようにできる
クッションです。

 

ホームセンターや
ベビー用品売り場で取り扱っています。

 

・冷やさないようにする

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尾てい骨の痛みがある時には
体を冷やさないようにしましょう。

 

といっても妊婦さんは基本的に
冷えは大敵ですので、

 

体を冷やさないように
工夫されている方も多いと思います。

 

冷えは赤ちゃんにもよくないですし、
血流が悪くなると痛みも増強します。

 

ホッカイロやひざ掛け、
湯たんぽなどを使用して腰回りを
しっかりと温めましょう。

 

尾てい骨痛はいつまで続くのか?

 

出産時には尾てい骨にも
かなりの負担がかかります。

 

出産後に尾てい骨を調べたら
折れていた、という場合もあるほどです。

 

骨盤は出産時に最大に開き、
産後少しずつもとに戻っていきます。

 

尾てい骨の痛みが早く
改善されるためには、

 

産後は正しい姿勢をとることが
重要になります。

 

骨盤がもどる過程で、
よくない座り方をすると、
ゆがんだまま縮んでいくため、

 

いつまでも尾てい骨痛が
治らない場合があります。

 

そのため、出産後には
骨盤体操をしたり、
骨盤ベルトを着用して

 

正しい形に骨盤が戻れるように
サポートする必要があります。

 

骨盤ベルトは、安定していない
骨盤への負担を軽減する効果があるので、

 

赤ちゃんを抱っこするときにも
楽になります。

 

こうして、正しい位置に骨盤を
戻すためにしかるべき方法をとっていれば

 

尾てい骨の痛みは
3か月ほどで解消されます。

 

早い人だと10日ほどでよくなります。

 

妊娠や出産の時には骨盤に負担がかかり、
尾てい骨に痛みが現れる方が
非常に多いです。

 

円座や保温グッズを使って上手に対処し、
出産後に骨盤が正しい形に戻るように

 

体操や骨盤ベルトの使用で
サポートしてあげましょう。

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