尾てい骨をポキポキ鳴らすとどうなるの?

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ここでは、「尾てい骨をポキポキ鳴らすとどうなるのか」
についてお話します。

 

尾てい骨からポキポキと
音が鳴ることはありませんか?

 

自然になるのは関節内にたまった
気泡が関節を動かしたときに

 

外に出ていくという
自然な現象ですので心配はいりません。

 

しかし、骨をつい鳴らしてしまう
くせがあるという方は少し危険です。

 

今回は尾てい骨をポキポキ鳴らすと
どうなるのかについてご紹介します。

 

尾てい骨は関節ではないのになぜ鳴るのか?

 

尾てい骨は体動と
直接関係している骨ではありません。

 

尾てい骨以外の
ポキポキとなる骨は、
指も首も肘も動く関節ですね。

 

尾てい骨は動く骨ではないのに
なぜポキポキとなるのでしょうか。

 

実は、尾てい骨とまとめて呼んでいますが、
尾てい骨とは一つの骨を
指す言葉ではありません。

 

尾てい骨は3〜6個の
骨がくっついてできているのです。

 

頸椎や腰椎はどの人も
数が決まっているのに対して、
尾てい骨の数は人によって様々です。

 

人間は古来しっぽをもってましたが、
進化とともにしっぽは退化して
今の尾てい骨となりました。

 

尾てい骨の数が多い人ほど、
古来の人類に近い骨格と言えるでしょう。

 

3〜6個の骨がくっついているので、
その間に気泡が溜まります。

 

ポキポキと鳴る
原理は指や首と同じです。

 

お尻を動かしたときや
座ったときに気泡が逃げて
ポキポキとなるのです。

 

人為的に鳴らすのはよくないのか?

 

自然とポキポキなる分には
とくに問題はありません。

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自然になってしまう
頻度はそれほど多くないでしょう。

 

しかし、尾てい骨をつい
鳴らしてしまう癖がある
という人は危険です。

 

指の関節について、

 

「指をポキポキ鳴らしすぎると指が太くなる」

 

と聞いたことはありませんか?

 

実は、それは本当であり
指だけではなく尾てい骨にもついても
同じことが言えます。

 

ポキポキという音は骨がこすれる音
ではなく、気泡がはじけて出ていく

 

音ですが、その気泡が出ていく時に
はかなりの衝撃波が発生します。

 

骨の周りには靭帯や筋肉が存在します。

 

尾てい骨の周りにも
靭帯や神経があります。

 

骨と骨の間からでた気泡は
周囲の組織に衝撃をあたえ、

 

それを繰り返すことで周囲の
組織は少しずつ傷ついていきます。

 

傷ついた組織は炎症を起こしてしまい、
損傷と修復を繰り返した
関節周囲の軟骨がどんどん厚くなります。

 

厚くなった軟骨が周囲を圧迫することで
痛みが発生してしまうこともあるのです。

 

このように、骨をわざと鳴らしていると
尾てい骨に炎症が起きてしまいます。

 

癖になっている人は
やめたほうがよいでしょう。

 

厚くなった軟骨はもとに戻らないのか?

 

個人差はありますが、
骨を鳴らすのをやめれば2週間程度で
肥厚した軟骨は元に戻ります。

 

鳴らさないことで尾てい骨にだるさが
生じる場合には病院で相談しましょう。

 

このように、尾てい骨をわざと
ポキポキ鳴らすのはよいことではありません。

 

長年癖になっていた場合には
すぐにやめることは難しいかもしれませんが
少しずつ回数を減らすようにしましょう。

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