尾てい骨強打の後遺症とは?

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ここでは、「尾てい骨強打の後遺症」
についてお話します。

 

尾てい骨はお尻の一番下の部分にあり、
強打することで
打撲や骨折が起こりやすい骨です。

 

過去に尾てい骨を強打した場合、
後遺症が残ることはあるのでしょうか?

 

今回は尾てい骨の強打による
後遺症についてご紹介します。

 

尾てい骨強打の後遺症が残る原因とは?

 

誰もが一度は尻もちを
ついたことがありますよね。

 

「尻もちなんて大したことない」

 

と考えている人が多いですが、
甘く見ると後々
大変なことになる場合もあります。

 

尾てい骨の近くには神経を
通って脳へ直接伝わります。

 

尾てい骨を強打した時に、
吐き気が出たり、

 

一瞬目の前がまぶしく
なったりすることがあります。

 

尾てい骨に受けた強い衝撃が
そのまま神経を通っているため

 

同じ衝撃が神経にも
加わっているということです。

 

そのため、尾てい骨を強打すると、
神経に後遺症が残ることがあります。

 

また、強打することによって
尾てい骨が折れたり
曲がったりすることもあり、

 

直接的に尾てい骨に
後遺症が残ることがあります。

 

尾てい骨強打の後遺症とはどんなものなの?

 

尾てい骨強打の後遺症は
主に神経障害と排便障害です。

 

・神経障害

 

尾てい骨付近を強打すると、
皮膚や骨、神経に強い衝撃が加わります。

 

普通に生活していれば、
そのような衝撃が加わることは
まずないので、

 

尾てい骨強打によって受ける衝撃は
皮膚や骨、神経に
大きなダメージを与えます。

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お尻の肉が厚い部分をぶつけた場合には、
筋肉が衝撃をある程度吸収しますが

 

尾てい骨周辺は筋肉がうすいため、
衝撃が大きいです。

 

筋肉の動きや皮膚の感覚が鈍くなったり、
ピリピリとした痛みが走ることが
具体的な後遺症として挙げられます。

 

神経障害の治療は
整形外科や整体院で行います。

 

ストレッチやマッサージをして
少しずつ尾てい骨の周りを
ほぐしていきます。

 

神経障害を修復するための
ビタミン剤などの内服薬が
処方されることもあります。

 

・排便障害

 

尾てい骨を強打し、
骨盤が歪むことで排便障害が
起こることがあります。

 

尾てい骨が曲がって肛門を
圧迫することで、
便の通り道が狭くなり、

 

すっきりと排便できなくなって
しまう場合があります。

 

骨折後にきれいにくっつかなかった
場合にも排便障害が起こります。

 

排便障害というのは具体的に言うと、
コロコロとした
ウサギの便のような状態になる、

 

腹圧をかけることで強い痛みが
現れるために腹圧をかけられない、

 

便が溜まってお腹が張ってくる、
排便後に紙で拭くときに感覚がない、

 

などの正常な排便時とは
全く違った状況になります。

 

このような症状が続く場合には
手術で尾てい骨のゆがみを
治す必要があります。

 

整形外科への入院が必要になります。

 

このように、尾てい骨を強打した
あとには様々な後遺症が
残る場合があります。

 

尾てい骨強打による骨折は、
安静治療となり、

 

「たいしたことない」

 

と考える方が多いですが、
医師の指示に従って安静をまもれないと

 

このような後遺症が
残ってしまうことになります。

 

医師の指示にはきちんと従い、
後遺症なく治癒できるようにしましょう。

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